品種説明
地中海〜西アジアの広い範囲に分布する一年草です。
羽のような葉と爽やかな香りが特徴の地中海沿岸原産のセリ科のハーブです。
魚料理とよく合い、魚介のマリネやスモークサーモンに使われます。
細葉を刻んで、マヨネーズやチーズ、ヨーグルトなどのトッピングにも使われます。
■効能
ディルは神経を落ち着かせたり消化を助けたりする作用があります。
ディルの種は、古くから鎮静薬として用いられており、むずかる赤ちゃんにこの液汁を飲ませました。乾燥させた葉や種を枕に入れると安眠が得られるといわれています。
育て方
日当たりのよい場所で育てます。
やや湿り気味の土壌を好みますので、乾きすぎないように土の表面が乾きかけたらたっぷりと水を与えます。特に真夏の高温期には乾きやすく、すぐに葉がしおれてしまうことがありますのでこまめに水を与えて水切れさせないように気を付けましょう。
また、草丈が高くなり倒れやすいので支柱を立てた方がよいでしょう。
20cmくらいの草丈になったら新芽の先を摘むと、脇から芽が出てきて枝数が増え、たくさん収穫できます。
★種まき時期:3〜5月/9〜10月
★収穫:3〜8月
収穫
葉・茎・種が収穫できます。
葉は下の方から適宜摘み取って利用できます。
種を収穫する場合は開花後に熟して褐色になった頃を目安に株の根元から刈り取り、風通しのよい場所に逆さまにして乾燥させます。
病害虫
アゲハチョウが好んで卵を産み付けます。
孵化した幼虫が葉を食べてしまいますので見つけ次第、捕ってしまいましょう。